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自然

自然の構成要素

地球の自然環境は、大気圏や水圏といった複数のシステムが相互に作用することで成り立っています。大気圏は地球を包む大気の層を指します。大気は主に窒素や酸素で構成され、地球の「断熱材」としての役割や生物にとって有害な紫外線のバリアのような役割があります。水圏は川や海など水があるすべての場所を指し、生命には不可欠な存在です。

大気も水も地球上を絶えず移動・循環しており、熱や物質を地球全体に再分配しています。

地球の物質循環

私たちの生活や経済は、大気循環・水循環・炭素循環といった地球の物質循環に支えられています。大気は温度差により循環し、熱や水蒸気を運びます。水は気体・液体・固体の形で地球を巡りながら、熱や栄養素などを輸送しています。水循環の過程で海水は淡水化され、私たちが使える淡水資源を供給します。二酸化炭素の形で存在する炭素は植物の光合成で有機物に変わり、食物連鎖を通じて移動しつつ、死骸やフンが微生物に分解されることで再び大気に戻ります。自然の炭素循環はバランスが取れていますが、化石燃料の使用がその均衡を崩しています。

自然の恵み(NCP)

自然が社会や経済にもたらす恵みのことを「生態系サービス」や「NCP(Nature’s Contributions to People、自然の寄与)」といいます。NCPは大きく「自然の物的寄与」、「自然の調節的寄与」、「自然の非物的寄与」の3つに分けられ、人類による社会・経済活動はこの恵みを享受することで成り立っています。生態系サービスやNCPは人権とも密接な関係にあり、ビジネスによる自然の劣化は、企業の人権リスクという形で顕在化する可能性があります。

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